今回のテーマは脛骨の過外旋です。
ずいぶんマニアックになってしまいました。笑
しかし、これを知っておく事で膝痛に悩まれている方はもちろんですがこれから予防されたい方やアスリートの方などが膝痛で悩まずに済むかもしれません。
なぜ痛みが出てしまうのか。ぜひ一緒に解決していきましょう!!
<今回のテーマ>
〜脛骨の過外旋〜
・脛骨の過外旋ってどういう事?
・なぜそうなってしまうのか
・当院での施術内容 |
・脛骨の過外旋ってどういう事?
脛骨とはすねの骨です。膝関節でいうと下の骨になります。
この脛骨が外側に向いてしまっている状態を過外旋と言います。
脛骨が外側に向いてしまうのも当然なのですが、太腿が内側に向きすぎてしまう方も脛骨の過外旋になってしまいます。
このように脛骨は外に向いてないのに太腿のせいによって過外旋に見えてしまうことを膝関節の相反的過外旋と言います。
皆様は膝関節という関節は安定していると思いますか?
実は骨だけで話させていただくと、全く安定していないんです。
本来、安定する関節というのは一方が球状でもう一方が球状を包むような形でカポッと覆われています。
しかし、膝関節は少し特殊です。
脛の骨に太腿の骨が乗っかっているだけなんです。
そのため、半月板という軟骨が間にはあり、強靭な靭帯と筋肉でカバーされています。
このように軟部組織に頼っている関節は痛みが出やすいです。
ちなみに体の中にあるもう一つの不安定な関節は肩関節です。
なので膝関節で脛骨の過外旋があると軟部組織の負担が多くなってしまい痛みが誘発されやすい体になってしまうのです。
・なぜそうなってしまうのか
脛骨が外に向いてしまった場合と太腿が内側に向いてしまった状態との二つがあります。
脛骨が外側に向いてしまう原因
・足部が回外している(ハイアーチ)
回外足の方は足部の骨が外側に向いていき脛の骨も外へ向きます。
これにより脛骨の過外旋が生まれます。
・ハムストリングが硬い
もう一つは太腿の裏側の筋肉の硬さです。
ハムストリングは脛のもう一つの骨、腓骨という骨につきます。
この筋肉が硬くなってしまうと脛の骨は外へ向いてしまい過外旋が生まれます。
太腿が内側に入ってしまう場合
骨盤の前傾が考えられます。
骨盤が前に傾くと太腿の骨は内側に向いてしまうのです。
どちらも膝関節ではない関節なのに原因になってしまうんです。
つまり!膝で痛みがある方は足関節や股関節が原因という事が多いんです。
・当院での施術内容
基本的に膝関節に痛みがある場合はまずは固定をさせていただき負担度を取ります。
痛みをまず取るというのが重要になります。
当院では包帯による固定をさせていただきます。
患者様の精神的にもまずは痛みをとってあげなければトレーニングや運動をしようとはなかなかなりませんよね。
初期の施術としては固定による負担度の減少と股関節、足関節の可動域を増加させて膝の負担を取っていきます。
先ほども説明して原因を改善させてくために足関節や股関節に対して矯正手技や矯正テーピングなどを施します。
ある程度の痛みが取れましたら膝関節の運動量を増加させて痛みのない生活を目指していきます。
膝の痛みはもちろん、脛骨の過外旋の原因となる他の関節も矯正していき同じような痛みが二度とないような体を患者様とともに目指していきます!
お電話ありがとうございます、
戸塚小林整骨院でございます。