今回のテーマは膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)です。
人間の体にはいくつもの脂肪体という組織が存在していて関節の可動域を確保しています。
膝蓋下脂肪体は膝の運動に大きく関わる脂肪組織になります。
膝蓋下脂肪体は痛みを感じやすい組織です。
膝の痛みに悩まされている方は是非ご覧ください。
今回のテーマ〜膝蓋下脂肪体〜
・膝蓋下脂肪体って何?
・膝蓋下脂肪体が硬くなる理由
・当院での対応、施術 |
・膝蓋下脂肪体って何?
膝関節にある脂肪組織です。お皿の下あたりにあり、膝の屈伸の際にうまくスムーズに動く事で滑走性をよくしています。
お皿とすねを結ぶ靭帯(膝蓋靭帯)の真下にあり関係性が強いとされています。
膝蓋下脂肪体の特徴として痛みを感じとる物質が豊富にあるという事です。
ある研究者が、膝の組織の痛み刺激を研究しました。その内容は自分で自分の膝に針を打ち、実際に体感するという内容でした。
様々な組織を調べた結果、膝蓋下脂肪体の痛み刺激が一番強いという結果になりました。
脂肪体が膝の痛みを呼ぶ一つの要因が硬化です。
運動にも関わる組織なので、膝関節の疾患の患者様は是非覚えておくといいと思います。
・膝蓋下脂肪体が硬くなる理由
周辺組織の炎症、大腿四頭筋の緊張です。
脂肪体は周りの組織が炎症し始めると内圧が高くなり硬化が始まります。
他の組織につられて痛みが出てしまうのです。
もう一つは大腿四頭筋の緊張です。大腿四頭筋から続く膝蓋靭帯と密接な関係になるので影響を受けてしまいます。
膝がしっかりと動かないと脂肪体の硬化は加速します。
・当院での対応、施術内容
痛みが強い場合には固定を施します。
炎症がある状態では、動かすことはNGです。
しっかりと炎症を落ち着かせた状態で、運動療法を取り入れていきます。
脂肪体は温熱を加えるとリリースされます。最新機器のよる温熱施術や周辺組織のリリースをさせていただき硬さをとっていきます。
様々な膝の痛みに付随しやすい膝蓋下脂肪体。皆様にも是非覚えていただき原因の一つとして考えていただきたいなと思います。
お電話ありがとうございます、
戸塚小林整骨院でございます。