今回は股関節の伸展の重要性について紹介いたします。
他の変形性膝関節症や扁平足のページなど様々な傷病で常々伝えてきた「股関節伸展の重要性」が今回のテーマです。
高齢の方やガニ股の方の歩き方を想像してみてください。
足の歩幅が狭く、後ろ(伸展)に足がいっていないのがイメージできますでしょうか?
足が前だけに出てしまいチョコチョコ歩いているように見えてしまいます。
この歩き方は非常に良くありません。ドキッとした方。是非この記事をしっかり読んでいただき改善につなげてみてください。
今回のテーマ 〜股関節伸展の重要性〜
・股関節の伸展とは
・なぜそうなってしまうのか
・当院でのアプローチ方法 |
・股関節の伸展とは
股関節を前に曲げるのを屈曲と言います。
後ろに伸ばすのを伸展と言います。
人間は基本的に前に進む生き物です。
つまり生きていく上で前側の筋肉と後ろ側の筋肉は使い方が異なるのです。
前側の筋肉は勢いを止める役割を持ち後ろ側の筋肉は推進力を生むような役割があります。
つまり股関節の伸展を行うと推進力を生む事ができ、バランスを維持できるようになります。
もし伸展ができなくなってしまったら。 足を開いたり扁平足になりながら歩こうとします。
これが体の痛みであったり歪みを生みます。
バランスよく歩行する上で股関節の伸展は重要なのです。
・なぜそうなってしまうのか
原因は元々の歩き方の癖であったり、筋力の減少です。
皆様は歩く際に腕を振っていますか?
歩幅を広げようと思ったら腕や背中がしっかりと動くことは必須です。
陸上選手や走っている方が腕をしっかり振ることで推進力を生み、次の一歩へつなげています。
これが普段の歩行でも重要なのです。
・当院でのアプローチ方法
まずは患者様がどのような歩き方をしていて歩行バランスがどのようになっているのかなどをしっかりと問診します。
股関節を伸展させるためには股関節前面の組織をリリースしてあげる事が重要です。
筋肉であれば腹筋群であったり太腿の前面の筋肉など硬い組織を緩めてあげて可動性を獲得します。
可動性をしっかりと獲得できてから、患者様一人一人に必要な筋肉をつけるようにトレーニングや生活指導を行なっていきます。
患者様によっては、足部へテーピング矯正が必要な場合もありますので変形の具合や進行具合によって固定も行う可能性がございます。
お電話ありがとうございます、
戸塚小林整骨院でございます。