今回は「足首の慢性的な痛み」に悩まれている方に知っていただきたい症例について説明します。
〜今回のテーマ〜
・足根洞症候群(そっこんどうしょうこうぐん)
何だそれは??
なかなか聴き馴染みのない症例ではないでしょうか?
でも実は多くの日本人の方が陥りやすい症例なのです。
・足根洞とは
足根洞とは外くるぶしの斜め前あたりにあるトンネルのことを言います。
この奥には距骨と踵骨を結ぶ大事な靭帯、骨間距踵靭帯(こっかんきょしょうじんたい)があります。
この靭帯が伸びてしまう事により痛みを感じてしまうことを足根洞症候群といいます。
他にも様々な組織が足根洞にはありますが大体の方は骨間距踵靭帯の損傷を伴います。
・足根洞を痛める原因
ではなぜ骨間距踵靭帯を痛めてしまうのか。
足の機能的に距骨と踵骨が離れてしまう使い方をしているとこの靭帯は損傷してしまいます。
この離れてしまう動きが回内足で起こります。
回内足の場合、踵骨に対して距骨が下に落ち込みすごいストレスがかかります。
この動きが骨間距踵靭帯の炎症につながってしまうのです。
もし気になる方は、、
簡単に確かめる方法があります。
気になる足の方で片足立ちをしてください。
その状態で足を外側に捻ってみてください。 体重を内側に思い切りかけるイメージで。
この時にくるぶしの斜め下あたりに痛みがある場合、足根洞症候群の可能性が大きいです。
・痛みがある場合はどうしたらいいのか。
骨間距踵靭帯に負荷がかからないようにしっかりと固定をする事が必要になります。
運動量を抑える事ができれば、個人差はありますが3〜4週間を目安に痛みが引いてきます。
・痛みをとった後が大事
痛みが取れてきて
はいおしまいと言う形にしてしまうと、原因の改善にはなりません。
骨間距踵靭帯が痛んでしまった足部のアライメントを強制する事で同じ痛みや不安感を取り除く事ができます。
一度伸びてしまった靭帯は元には戻りません。
筋肉や他の組織で補う必要があります。
当院では、痛みがある間の固定術。
またその後の足部のアライメント矯正を促すテーピング療法をさせていただき安心して歩ける足作りをサポートさせていただいております。
もし痛みに悩まれているのであれば、ご相談でも構いませんですので是非ご連絡ください。
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