足首捻挫で見過ごされやすい。 〜中足骨骨折〜

今回のテーマは『中足骨骨折』です。

 

『足の甲が痛い』『歩くたびに足の真ん中あたり』が痛いという方が来院されてしっかりと問診すると実は骨折していた。という事が多くあります。

 

臨床でも多い傷病ですのでぜひご覧ください。

 

〜中足骨骨折〜

 

・中足骨骨折ってどんな骨折?

 

・アスリートに多い疲労骨折とは

 

・当院での施術内容

 

 

・中足骨骨折ってどんな骨折?

 

中足骨とは足の真ん中にある骨です。

それぞれの指ごとにあるので5本あります。

この骨を直接ぶつけてしまったり、足首捻挫に伴い剥離してしまったりで骨折することを「中足骨骨折」と言います。

 

 

聴き馴染みがないと思われますが、この骨折は頻繁に起きます。

また見逃されやすく、放置してしまう方が多いため通院期間が長引いてしまう事がほとんどです。

歩く際に上下に動く関節になりますので、受傷した瞬間よりも後から痛みが出てきたりもします。

このように他の骨折と違い痛みの出方や折れ方が異なるのが特徴ですね。

 

・アスリートに多い疲労骨折とは?

 

この中足骨骨折は疲労骨折を起こしやすいのも特徴的です。

骨が細く長い形状なのに、体重の負担を受けやすいからです。

特にジャンプ動作を多く行う競技などでは頻発します。

一度起こしてしまうと、固定期間に2〜3ヶ月は要します。貴重な競技時間を奪ってしまうのです。

予防策として、足首の柔軟性クッション性のある足を形成しておく事が重要になります。

また、少しの違和感でも感じたらすぐに医療機関へ行くようにしましょう。

骨折になる前に対処できれば治療期間の短縮にもつながります。

 

・当院での施術内容

 

当院ではエコー機器が備わっています。問診時にしっかりと見させていただき骨折の有無や軟部組織の損傷度などを確認します。

骨折の疑いがある場合は、提携している整形外科に紹介状を書かせていただき、改めてMRIなどで診察してもらい確定診断を出します。

 

当院では骨折患部を固定します。

包帯や厚紙副士を用いて負担のない状態で安静度を高めていく事が重要になります。

この固定がしっかり行えないと痛みがなかなか引きません。

痛みを減少させるのと同時に運動療法を用いて、治癒能力を活性化させていきます。

当院では骨癒合促進機器など外傷に対する最新器具を備えております。

安心してお越しください。

 

足の甲の部分に痛みがある方や、違和感のある方はまずは専門の医療機関で診てもらいましょう。

 

 

 

 

戸塚小林整骨院